2024年03月23日
【第237回】高値圏での日経平均トレードプラン?
みなさん こんにちは。ケロルです。
今週もよろしくお願いします!!
今回の記事のポイント
1.日経平均は高値更新。日足でボリンジャーバンド+1σを維持できるか注目したい。中期的には高値圏。2015年を参考にして、年内の買い場を待ちつつ、日足では注意深く押しを拾っていく。
2.大きなトレードは買い場を待つしかないが、小さなトレードをやりたいのであれば、デイトレも方法としてはあり。週足⇒日足⇒4時間足⇒30分足と絞り込みをかけていく。
日経平均強は高値更新
日経平均は大きく反発し、高値を少し更新しましたね。
ボリンジャーバンド+2σ到達後、日足陰線となっていますが、まだ+1σを維持しており、更に上昇が先行する可能性もあります。
一方で、この後すぐに陰線日足終値で+1σを割ってくるようであれば、また20日線や▲2σまでの調整になりそうです。
なので、戦略としては、引き続き最低限の買い玉はホールドしたままで+1σ割れまでは持っていきたいところです。
私は、X(旧Twitter)にも投稿しました通り、先週基準線&▲1σが位置していた 38300円水準で300口押し目買いしており、
うち200口は+1000円上のカバードコールと相殺して金曜日に利益確定(+1,130円)、100口を40,300円水準で利確(+2,000円)しています。
残り玉は、またしても34400円の100口のみとなってしまいました。
今後の展開ですが、先ほど申し上げた通り、この後もう一段日足で上昇するか、下がってくるかは、+1σを維持できるかどうかで判断します。
少し大きな展開で先読みをすると、2015年が参考になりますかね。
この時は、GPIFが買わざるを得なかったため、非常に大きなトレンドになりました。
その途中で、まず20日線までの押し目が入り、その後高値更新、その次に▲1σまでの押し目が入り、さらに高値更新、その次には▲2σまで押し目が入り・・・・
といったように、上値を更新しながらも、徐々に調整が深くなり、最後は上値が切りあがらなくなる、という相場になりました。
今回も、かなり強いトレンドが出た後ですので、徐々に上昇が弱っていく展開になるかと思います。
したがって、日足レベルではしっかりと調整したところからの反発を買う、というのを意識したいです。中期的な上値目途も既に達成していますし。
週足でも見ておきますが、+1σを維持しています。
しかしながら、一度週足+1σ、日足基準線まで深く押したという事を考えると、一本調子に上昇する展開ではなくなってきたのは確かです。
2015年の週足もそうでした。高値圏では、週足陰線の出現頻度が高くなってきます。
そして、2015年の場合、8月にフラッシュクラッシュが発生し、一気に調整目途である中期チャネルの中心線まで暴落しました。
今回も、あと数か月間高値圏での推移が続いた後暴落する、という展開が十分にあり得ますので、少なくとも現在は、大きな玉を仕込む場面ではありません。
1年に1回か2回ある仕込み場を待ちつつ、今は小さいトレードで応戦していくのが良いですね。
デイトレについて
私は昼間はサラリーマンをしていますので、デイトレは基本、やりません。1時間に1回くらい、スマホでチャートをチラ見するくらいです。
ただし、なぜかリクエストが絶えないので、もしやるとしたら以下のようなやり方をご紹介します。
やたらに手法が具体的ですが、、「仮にやるとしたら」ですよ。
私は一応、日中はサラリーマン業に集中している、、ので。
【絞り込みを掛ける!】
まず週足、バンドウォーク継続中。ただし+2σに接近しているので、反落のリスクはある。
次に日足。2σに当たって陰線だが、+1σを維持している。ので、一旦買いに的を絞る。
4時間足では+1σがサポートと考えていたので、+1σ近辺で30分足のサインを探すことに。
30分足。4時間足+1σの40600円近辺に、30分ボリンジャーバンド▲2σが位置していたので、
30分▲2σから陽線反発が決まったところを買いサインとし、40610円でエントリー。
40710円(+100円)で1回目の利食い。残りは持ち値に逆指値を置いて伸ばそうと思ったが、逆指値で決済されてしまう。
また、この次は4時間足で20本線がサポート候補になるので、また30分足でサインを探す。
40500円近辺で、4時間足の20本線と、30分足▲2σがだいたい重なるので、ここで陽線リバーサルを買いサインとする。
なので、週明け30分足でサインが出たらまたデイトレ買いでエントリーしてみるのはありっちゃありですね。
ただし、デイトレの場合は、ロスカットの逆指値注文は必ずおきましょう。
このように、週足⇒日足⇒4時間足⇒30分足、と順を追って絞り込みをかけ、
日足や4時間足のサポート、レジスタンス、ブレイクポイントを探したうえで、30分足のサインでエントリーする、というのが私の考えるデイトレのやり方です。
なお、デイトレでも売りは難しいですので念のため・・。
本日の内容は以上です。
いつもお読みいただき、本当にありがとうございます。
今週も感謝を忘れず、人生を楽しみましょう~
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2024年03月17日
【第236回】週足調整局面でのトレード?
みなさん こんにちは。ケロルです。
今週もよろしくお願いします!!
今回の記事のポイント
1.日経平均は週足レベルでの調整局面に入っている可能性が高い。数か月かけて長期上昇チャネル中心線33500円~34500円水準までの調整を予想するが、要所要所で短期のスウィングトレードを併用したい。
2.今回は①リピートIF DONE+ファープット買い、②小スウィング買い+カバードコール、③先物売りorプット買い、④ビッグ・スウィングor長期投資の4つの手法を研究する。
日経平均週足が陰転
日経平均は3月19日(火)の日銀政策決定会合を控えて、様子見ムードとなりました。
日足レベルでは一旦、一目均衡表の基準線で踏みとどまっていますね。
個人的には、日銀決定会合での利上げは既に織り込み済みであり、決定会合以降は、いったん大きめの反発があってもおかしくないと考えています。
あとは、①利上げが▲0.1%⇒0%ではなく、0.1%に引き上げられるとか、②イールドカーブ・コントロール(長期金利の操作)がなくなるとか、③ETF買いを止めると公言するとか、
色々考えられますが、②以外は短期的に株価が動揺したとしても、影響軽微でしょう。
②の場合は、ちょっと株価の調整が速まるかもしれません。
いずれにせよ、いったん日足レベルで反発する可能性の方が高い気はしつつ、今後数か月単位で見た場合には、週足の調整トレンドに入っていると考えたほうが良さそうです。
週足での調整目途は、テクニカル的には長期上昇チャネルの中心線かつ、昨年12月までの長いレンジ相場の上限が重なる、33500円~34500円あたりです。
数か月かけて、この辺りまで調整する可能性が高いと考えています。
とはいえ、そこまでポジション0で待つことが必ずしも正しい選択ではないと思います。
なぜなら、
①相場が予想より下げずに上がってしまい利益を逃すリスクもあるし、
②相場が予想より下げてしまって含み損が大きくなるリスクもありますので、
バランスよく戦略を考えていくことが重要です。
例えば、私の場合、以下のような組み合わせでやろうと考えていますよ。
色々な個別銘柄に分散するという投資術もあるのですが、私の場合は、日経平均やNasdaqといった指数に集中し「勝ちパターンを固める」ことを優先したいです。
①リピートIF DONE+ファープット買い
38000円以下まで来たら、200円刻みでリピートIF DONEを再開しようと思います。
リピートIF DONEは、ジグザグで売買益をかなり上げることができますが、下がれば下がる程ポジションが積み上がるため、下落が大きくなると、一時的に評価損が大きくなります。
マイクロ1枚で開始時した場合、開始時点から相場が3000円下がれば▲22.5万円の評価損、6000円下がれば▲90万円の評価損です。
それに対して、大体1か月あたり10万円程度、荒れ相場だと15万円程度の売買益が期待できるうえ、相場が反転すれば評価損も軽減するため、長い目で見ると、割と誰でも利益を上げることができます。
長期ほったらかし投資でも良いのですが、なにせリピートIF DONEはほぼ毎日約定するため、チャートを毎日見て相場の感覚を養うことができるのもメリットです。
長い目で見れば簡単に儲かる、と申し上げましたが、下落が大きくなった時に慌てなくて良いように、私は高いところでミニプットを買っておくのがベターかと思います。
だいたい4週間先の期限で、2,000円下のミニプットを買う感じですかね。。
今だと4月12日限の36500円のプットを買うイメージですが、来週相場が反発する気がするので、私は買うのをまだ待ちます。
ミニ1枚当たり、2.5万円くらいのコストで1か月間ヘッジができます。プットオプションはリピートIF DONEと逆で、株価が下がってストライク・プライスに近づけば近づくほど、デルタ(ヘッジ効果)が高くなりますので、リピートIF DONE+プット買いは、まあ相性が良いわけですね。
②小スウィング買い+コール売り(カバードコール)
先週も申し上げた通り、調整局面中でも、反発が狙える場面はたくさんあります。
▲2σからの陽転を狙いに行く作戦でしたね。
買いのスウィングでは、500円~1000円の上昇を狙いに行きます。
あくまで短期の中間反騰を狙いに行くわけなので、先物買い+現値から1000円上のコールオプションを売って、それ以上の上昇を放棄する代わりに、プレミアム収益を得るのが良いかと考えていますよ。
例えば、先物買いを300口、2週間後期限で1,000円上のミニ・コール売りを3枚、同時に行います。
その場合、プレミアムを1枚当たり、だいたい150円もらえますので、先物買いの損益分岐点を150円改善することができるわけです。
1000円以上先物が上昇しても、コール売りの損失と相殺されてしまうので、それ以上の超過利益は望めませんが、もともと+1000円で利確するつもりだったので、良いわけです。
なお、BB▲2σに到達した時点で、少しリスクをとって逆張りスウィングをやるのもありですが、リピートIF DONEで買い下がるため、少し慎重にやった方が良いでしょう。
BB2σ到達で100口先物買い+1枚ミニコール売り、翌日しっかりめの陽線で帰って来たら、追加で先物200口買い+2枚ミニコール売り、というので良いかと思います。
なお、先週も少し申し上げましたが、下図の〇のように、BB▲2σを平気で突き抜けていく場合もあります。
こういった場面も考えると、やはり逆張りはリスクが高いのですが、リスク低減策として、例えば逆張りの先物100口買い+ミニコール売り1枚+ミニプット買い1枚、というのはどうでしょうか?
1000円上のコールを売ったプレミアムで、1000円下のプットを買うのです。
こうすることで、追加コストなしで、より下落に耐性のあるトレードができます。
まあ、上記①でファープットも入れているので、慎重すぎるかもしれないですけどね。
③先物売り、プット買い
売りは私も苦手なのでやりすぎなくて良いと思うのですが、下記のように、BB+2σや+1σを超えた後、再びバンドの内側に叩き込まれた時は、先物売りや、ミニプット買いが有効でしょう。
このような場合には、プットは2週間後くらいで500円~1000円くらい下のものが良いですかね。
もちろん、逆張りで高いところを売っていくのはアリなのですが・・・・見立てが外れて上昇した際には、先物売りはリスクが高いので、アウトライト(単体)の売りトレードは逃しても良いと考えておきましょう。
④ビッグ・スウィング or 長期ホールド
これは当ブログで最もおススメしている手法です。1年に1回か2回訪れる大きな調整で、ガッツリ買いを入れ、2000円~4000円程度抜く、または長期ホールド玉として積み上げて行く手法です。
ポイントとしては、週足チャートを使って、シクリカルな押し安値のポイントを特定し、そこに向かってポジションを構築することです。
今回は買い場が33500円~34500円と予想はしていますが、そこまでいかない可能性も当然あるので、3回くらいに分けて買うイメージで、1回目は早めに買っても問題ありません。
こちらはひたすらホールドです。毎年買い場で積み上げながら、半永久投資でもOKです。
こういった場面で有効なのは、CFDや日経ダブルETFですかね。NISAの成長投資枠が年間240万円ありますので、日経ダブルETFで全額投資すれば、480万円分の買い玉になりますので、まあまあの利益を抜けると思います。
この手法の弱点としては・・・・買い場、利食い場を待つのが退屈という点でしょうか・・・。
だからというわけではないのですが・・・私は上記のような先物、オプションで技術研鑽を兼ねて小遣い稼ぎのトレードもしている次第です。。
本日の内容は以上です。
いつもお読みいただき、本当にありがとうございます。
今週も感謝を忘れず、人生を楽しみましょう~
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2024年03月10日
【第235回】日経平均はトレンド転換した?
みなさん こんにちは。ケロルです。
今週もよろしくお願いします!!
今回の記事のポイント
1.日経平均は中期上昇チャネルを試した後、週足で陰線となり、トレンド転換を感じさせる動きとなった。早ければ2か月、遅くとも5か月程度で中期チャネルの中心線までの調整を想定する。
2.調整途中でも、まずは買いのポイントを考えよう。過去のパターンから、日足で買い・売りのポイントを練習しよう!
日経平均週足が陰転
日経平均は大きめに下落し、週足で陰線となりました。
対すベースで見たときの中長期的なチャネル上限に達した後の週足陰線なので、トレンド転換を疑う場面です。
今回は、過去の同様な場面を見ていきましょう。
なお、既に調整局面A波動に入っていた場合、下値の目途は、過去①~③いずれの場合でも、チャネルの中心線かつ、週足ストキャス20割れを達成したタイミングです。
これを頭に入れつつ、トレードプランを考えましょう。
まずは①2021年のパターンです。こちらが一旦メインシナリオと考えています。
とりあえず、買いの方が簡単ですので、買いで反発を取りに行くことをまずは考えます。
まずは買いに絞ってトレードを行う。押し目買いができるようになったうえで、売りトレードも趣味程度にやる、というくらいがうまくいきます。
さて、買いのポイントは先週までにお話した通りです。
ボリンジャーバンド▲2σを割った後、陽線で反発したところで買いに行く、というのがうまくいきます。
なお、上のチャートは、日本時間の朝に決まるCME日経先物の日足です。
長い目で見れば同じですが、日本時間15時15分に決まる大証チャートとは日足の見え方が少し違います。
BB▲2σからの反転は、CMEチャートの方が信頼度が高いので、私はこちらを使っています。
BB▲2σからの反転で買って、単発∔500円くらい取れれば、OKだと思います。
少しリスクをとるのであれば、▲2σを割れたところで逆張りで少し買い、陽線で帰ってきたら追加買いする、というのも良いでしょう。
例えばこれで300口×500円を月2回取れば、それだけでも月0.3M円になりますので、ちょっとしたサラリーマンの給料くらいにはなりますね。
もちろん、この局面が続くわけではないので、これだけでは大きく稼ぐのは難しいですが、買いに的を絞って、毎月1,2回のチャンスを待って実行すれば、無理にたくさん売り買いしなくても、十分プロとして成立するという事です。
これとビッグスウィングや長期投資も組み合わせるが、十分に職業トレーダーになれます。
これらを淡々と実行できる精神力と技術の鍛錬が必要ではありますが・・・それが難しければ、効率は落ちますが、リピートIF DONEを続けるだけでもそこそこ稼げます。
さて、買いをやったうえで、売りはどんな場面でできるでしょうか?
こちらも先週お話した通りです。
+1σや+2σを一旦超えた後、すぐにこれらを陰線終値で押し戻された場合、先物売りやプット買いを検討できますね。
また、調整トレンドが明らかになってきた場合、20日線を陰線で割って来た場合に追撃する、などもありでしょう。
そのほか、小幅な値動きが続いてボリンジャーバンドが狭くなった後、勢いよく▲2σを割り込んだ場合は、大きな急落トレンドが発生することがありますので、そのような場面では買いを控えめにし、プット買いや先物ヘッジも入れると良いでしょう。
この後の場面でも練習しましょう。
次の場面です。
②2018年2月は、BB▲2σ達成後、小さい陽線が出たので買いを検討する場面でしたが、この後、▲1σに押されてすぐに下がってしまい、陰線終値で直近安値を割りました。
こういった場合、ミニプットを買うと良いですね。
▲2σ割れなので反発の可能性もあったため、先物売りは怖いため、2週間くらいの期限のミニプットで低コストでヘッジを入れておくのが良いでしょう。
結果的に、この時は大きな下落になりましたが、プットを入れた後、仮に下がらずに陽線で再度反発してきた場合は、より上昇の確度が増すわけですから、前日の買いを引っ張ればよいわけです。
2018年2月の場合は、大きく下がったので、プット買いの利益で先物買いを損切りするとともに、25日線乖離率▲5%を超えたところは、新たな買い下がりを始めます。
デイトレレベルではボラが高いと、売りも買いもできるのですが、こういった場面では買っていった方が早いです。
特に調整局面A波動では、経済に致命的な材料で売られるというより、ポジション調整で売られる側面が大きいため、フラッシュクラッシュが起こってもちゃんと反発することがほとんどです。
さて、③2015年のパターンです。
この時は、下落調整に入るまでに、横ばいレンジが長く続きました。需給が強いと、このようなパターンもあり得ます。
この時は、GPIFが運用比率変更により、大きく買わざるを得ない場面だったため、なかなか下がりませんでしたが、8月にはフラッシュクラッシュが起こりました。
これは、パターン①と②の複合パターンですね。
BB▲2σからの反発で買い、+2σからの陰線リバーサルや+1σ割れでプットを入れることができます。
また、バンド縮小からのバンド下ブレイクでプットを仕込み、25日移動平均線乖離▲5%超を買い下がっていくパターンですね。
何度も何度もイメージトレーニングをしておきたいです。
さて現在の相場に戻りましょう。
まず日足を見ると、ここまで見てきた買いパターンにも、売りパターンにも該当はしないですね・・・
20日線を陰線で割れてはいますが、おそらくトレンド転換の初動ですので、この辺りで一旦反発が入る可能性も十分にあります。
ちなみに私は、細かくは忘れましたが、20日線が位置する39000円水準で、ナイトセッションにざくっと成り行きで300口買い、翌朝+500円で利益確定しています。
何せ日経平均は40000円水準ですから、、500円は、すぐに動きますね・・・
ただし、その後もう一度39000円割れまで叩き込まれているので、弱いと言えば弱いですね。
4時間足でも見てみましょう。
うーん、直近安値を陰線実体が割り込んでいるので、売りでも良い気はしますが、
すぐ下にはサポート帯が位置しているので、一気に下げるのは難しく、一旦大きな反発が来る可能性も考えると、私は新規では仕掛けません。
やはり、本日これまで見てきた通り、日足で買い・売りのチャンスを待ちたいです。
また、少し長い時間軸では、最短で5月頭、遅くて8月頃には週足レベルでのボトムを打つと思われますので、チャネル中心線である33500円~34500円を下値として意識しておきたいです。
最後に、日経平均とNasdaq100の関係性を、もう一度見ておきます。
日経平均が調整波動Aに入った時、Nasdaq100も調整します。
が、その後日経平均が2番天井を目指す過程でNasdaqは高値を大きく更新しています。
なので、Nasdaqは今回の調整波動でポジションを落とさず、日経の調整波動Aの調整底で積み増しを図ろうと考えています。
本日の内容は以上です。
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2024年03月02日
【第234回】日経平均4万円の鉄火場!
みなさん こんにちは。ケロルです。
今週もよろしくお願いします!!
今回の記事のポイント
1.日経平均は4万円を突破した。ファンダメンタルズで説明がつかない鉄火場相場。
大きな上昇相場に逆張りショートは危険。上昇にはしつこく追随していくが、その後の展開も想定しておく。
2.長期投資では、一株利益成長率が維持できそうな安定市場のインデックスがおススメ。
上昇チャネルの安いところでしこみ、上限までできるだけホールドするのが良さそう。
3.この後日経平均が調整波動に入ったとしても、Nasdaq100が大きく崩れなければ、ジグザグしながら落ちていく展開になりそう。買いは移動平均線やボリンジャーバンドを使って要所要所でできそう。売りは崩れを追撃する形で慎重に。
日経平均は4万円突破
日経平均はついに4万円を突破しました。正直驚きですね。
ファンダメンタルズの材料を探しても、ここまでの上昇は説明が難しいレベルですね。
日経平均は先物・オプション市場に流動性がありますし、「何か」で稼がないといけない世界中の投機家にとっての「鉄火場」=「カジノ場」になっているのでしょうね・・・
こういう相場は、いつでも起こりえます。理屈があてにならない相場ですので、天井あてのショートはやってはいけませんね。
最低限の買い玉を持ちつつ、随所で短期買いやコール買いを繰り返し狙っていくしかないです。
私は、39300円で追加買いを100口だけ仕掛けました。一旦夜間に+1σを割った後、CME日足陽線で∔1σを回復して引けてきたので、朝一で買いました。
4時間足でも、ブル・フラッグのパターンをうわ抜けてきていたので、こういうパターンも見ていればなお買いやすいですね。
なお、この玉は数時間後、39800円で速攻利確してしまいました・・・(+500円)。流石にこの位置は高いですので・・・。
ただ残り34400円と、38140円の買い玉はキープしておき、日足バンドウォークを終値で割ったところで、38140円を利確するつもりです。
ただ、この1月、2月相場・・・こんなに株が上昇したのに、米株のベタ持ち、日米株のスウィングトレード、リピートIF DONE合わせても4M円程度しか収穫がありませんでした。
もっと大きな買い玉をベタ持ちしておけば、、、20Mとか30Mとか稼げたかもしれませんが・・・タラ・レバを言ってもしようがありません。私自身が未熟なだけです。
もう一度、以下のとおり理論的に戦略を考えていきましょう。
長期・中期・短期の戦い方を改めて考えましょう。
まず、長期的な戦い方です。個人投資家が資産形成するにあたっては、これが一番大事です。
日経平均は、アベノミクス以降、約2年間で60%超上昇し、その後約1年で20~30%下落する、というパターンを繰り返してきました。
この基本的なリズムを意識したいです。現在は2022年3月のボトムから約2年で64%上昇したので、日柄的にも値幅的にも、良いところに来ました。
対数ベースでの中期的な上昇チャネルの上限も、既に達成していますね。
逆に、買い場というのは、この中長期チャネルのミッドラインだったり、ボトムラインだったりします。
この角度の中長期上昇チャネルが継続することを前提とすれば、その上限、下限を株価は試しながらサイクルを繰り返すことになるので、
下限で仕込み、できるだけ上限までホールドしていく、というのが正しい長期投資なわけです。
なお、こういった中長期の上昇チャネルが安定した市場はどれなのか?
というのを考えるのが、ファンダメンタルズ分析だと私は考えています。
私は今Nasdaqをメインに保有していますが、これは引き続き長期的なファンダメンタルズ的には良い市場と考えています。
また、Nasdaqのパターンとしては、だいたい3年で100~150%くらい上昇して、3か月~半年くらいで20~30%調整することが多いですね・・・
このリズムだと、2025年の後半くらいに25000ポイントが射程に入る感じでしょうか。
上記の日経平均のリズムとは結構ずれてくるのですが、大体日経とNasdaqが大きく調整するタイミングは連動するので、
この先日経平均が調整波動Aに入ったとしても、Nasdaqがそこそこ堅調であれば、2021年の様に、レンジを形成しながらゆっくり下げていく相場になる可能性が高そうです。
なお、アベノミクス以降の日経平均も、私はファンダメンタルズ的には良いと考えています。
何より、日本はあらゆる意味で安定性と規律の高い国民性ですし、下手(したて)に出る外交なので、地政学リスクにも巻き込まれにくいというメリットはあります。
ただ、日本の国内市場は人口縮小傾向なのと、海外市場では地味に日本企業・日本製品が嫌がらせ(?)を受け続けていることが難点でしょうか・・・
また、日本企業は一部半導体関連などを除き、低成長・安定企業が多いこともあり、割安さがなくなれば魅力も無くなるかもしれません。
あとインド市場は・・・よくわからないですが、AI関連で伸びるとの観測もあり欧米からの投資が盛んなので、積み立てNISAで継続して買う予定です。
途上国はアメリカの市場が悪くなると、真っ先に資金が抜けるので、ボラティリティは高くなる傾向にありますが、成長余地があるという意味で、少額の投資先としてはインドも持っておこうかな、というくらいです。
いずれにしましても、長期的に伸びそうな市場を狙って、できるだけサイクルの安いところで仕込み、サイクルの高いところまでホールドして持っていくのが良い長期投資と言えそうです。
さて、この長期投資だけでも十分に稼げますが、これだけだと雑過ぎますよね・・
少し時間軸を短くして中期的なトレードを考えてみましょう。
今後の展開としては、どこかで天井を打ち、調整A波動に入っていくわけです。
ただし、天井はまだ付けていませんので、鉄火場にはまずは順張りでしぶとく食らいついていき、日足で+1σ割れから、トレンド転換を疑っていきましょう。
その後、日足MACDが陰転する⇒週足で陰線が決まる⇒週足でMACDが陰転する、といった順で調整入りを確認していきたいです。
MACDは順張り系の指標ですが、比較的早めにトレンドの転換が示唆されます。
日足レベルでMACDが陰転してきたら、週足レベルでの調整波動に入った可能性が高まります。
なので、売りトレードも有効にはなってくるのですが、Nasdaqが大幅に崩れない環境下では、日経平均は適宜反発が入りながら、レンジっぽい動きを繰り返しながら下げていく可能性が高いと考えていますので、
先週のブログでも書きました通り、ボリンジャーバンド+1σや2σを超えた後陰線で叩き込みが入ったところを売るか、またはMACDが陰転したタイミングで追い打ちをかけて売るか、
といった慎重さが求められます。
また、買いに関しても、調整中でも▲2σからの陽線反発など、リバウンドを狙った買いができますし、週足レベルでの買い場が到来するまでにも、少しずつ分散して長期玉を買い下がっていく、という手もあります。
つまり、買いはどの局面でも検討すべきであり、売りは難易度が高いので常に慎重に、買いのヘッジのつもりでやることが肝要かと思います。
以下は、今後の私の戦略です。
・Nasdaq100は引き続き長期玉として持ち続ける。まだサイクルトップには時間がありそうなので、押しで丁寧に買い増しを行う。
・リピートIF DONEは日経平均は高値警戒が強いのでしばらく停止。Nasdaq100のみ行う。
・日経平均の短期売買は、日足+1σを終値で割れたら38140円玉を利確。その後も要所要所で、チャートの節目からのリバウンド狙い買いはやる。
日経の売りに関しては、日足MACDが陰転したら、ミニプット買いか、先物ショートもやるかも。だがあまり真剣にはやらない。
・次の週足買い場(日経の週足スローストキャス20割れ)に向けて、余力は残しておく。
本日の内容は以上です。
いつもお読みいただき、本当にありがとうございます。
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2024年02月24日
【第233回】日経平均史上最高値更新後の相場?
みなさん こんにちは。ケロルです。
今週もよろしくお願いします!!
今回の記事のポイント
1.日経平均は史上最高値を更新し無双状態。中期的なトレンド転換を意識しながらも、日足+1σ割れまでは買いを引っ張りたい。
2.AI事業の可能性については、投資家も予測ができていない。場合によってはNasdaqのバブル相場もあり得るが、一旦は冷静にサイクルに沿って投資を継続したい。
日経平均は無双状態
日経平均は史上最高値を更新し、無双状態ですね。
先週のブログでは、
「日経平均は中長期的な上値目途に到達したが、日足バンドウォークが続いている限りは、上目線の方が良い」と申し上げました。
まだ、日足バンドウォーク(ボリンジャーバンド+1σ上での上昇)が続いていますね。
先週は流石に、追加の先物買いもコール買いもできませんでしたが、、、残り38140円の買いと、34400円の買いを持ち続けています。
日足終値でバンドウォークが崩れたら(+1σを割れたら)、38140円の玉は手じまいします。
さて今後ですが、引いた目線で見てみましょう。
現在は中期的な上昇局面の終局と思われますが、過去2回のサイクル上昇率は+63%でした。
これを今回当てはめてみると、40,020円です。
「日経平均4万円」というと随分高い気がしますが、日経平均の一株利益が一定の成長率を維持していることを前提とすれば、4万円の水準は、達成確度が高い目標だったと言えますね・・
つまり、現時点の株価はバブルなのではなく、3,4年サイクルの中で当然に発生する上昇という事です。
ただ逆を言えば、バブルに突入しない限りは、上値は良いところまできた、という事も言えますね。
さて今後ですが、当然ながら、市場をけん引しているのはNVDA含めた半導体銘柄です。
一旦NVDAも陰線が出ましたが、まだどうなるかわかりません。日足バンドウォークも崩れていません。
とはいえ、Nasdaq100を見ると、ボリンジャーバンドが平行になってきて、+2σで陰線が出ましたね。
レンジから値幅調整に入る可能性もあります。
もしそうなれば、日経平均も、上値が重くなるかもしれません。
次の動きをよく見ておきましょう。。私は中長期の動きをねらっているのでNasdaqは持ったままですが。
一方でNasdaqが再び+2σを上抜けて(バンドブレイク)、上昇トレンドが継続する可能性もあり、次の動きに注意したいです。
AIの可能性は・・・
今回NVDAの決算は予想以上に良好でしたが、今後のAI関連事業の成長規模については、投資家もまだよくわからないのだと思います。
今後AI関連の事業がアメリカから他先進国へ、さらに新興国へと世界中に拡大していくのは確実でしょう。
その意味で、長い意味では成長余地はまだかなり大きく、株価もまだ通常の中長期上昇トレンドのレンジ内に収まっていることから、少なくとも割高ではありません。
なので、Nasdaq100は中長期的にはポジションをまだ拡大していくつもりですが、できるだけ3,4年サイクルの弱い局面で買い足ししたいですね。
日経平均も半導体銘柄中心に強い相場が続いていますが、Nasdaqほど直接AIブームの恩恵を受けることはできません。
ただ目先で言えば、大量に残っている40,000円のコールオプションのデルタも大きくなってきていますので、マーケットメーカーによる先物買いでまだ相場に上昇圧力がかかるかもしれません。
したがって、引き続き日足で+1σを割らないうちは買いを維持する戦略が良いと考えています。
ただし、来週は月末ですし、GPIF(日本の年金)のリバランス売りが超絶な規模で入る可能性がありますよね。
いずれにせよ、次のトレンド転換を意識しつつ、長い目で相場と付き合っていきましょう。
Nasdaqが大バブルになれば日経も大幅上振れはあり得るのですが、一旦は近くトレンド転換していくシナリオをメインで見ていきます。
もし仮にNasdaqのバブルシナリオが実現したとしても、日経平均よりもNasdaqを持っていた方が良いわけですし・・・。
本日の内容は以上です。
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keroinvestment at 19:03|Permalink│Comments(0)